竹の紅葉、奇数年で筍発生

 偶数年に葉変わり、奇数年にタケノコ発生

モウソウチクは、2年に1回、葉変わりし、新しい葉で同化作用を盛んに行います。1年生は葉変わりしないでそのまま越冬し、翌2年目の4月上旬頃から急激に紅葉を始め、中下旬に一斉に落葉です。新たな葉によって7-9月を中心に盛んに同化作用を行なって同化養分を作り出します。10月以降は、枝葉から稈、さらに地下茎へと同化養分を還流し、これが地下茎に蓄積されます。

翌3年目の3月-5月、この同化養分がタケノコ発生のエネルギーとなり、1cm四方もない芽子を肥大させ、3年目は葉変わりしないで越冬し、4年目を迎えたところで、2年目と同様に2回目の葉変わりをして同化養分を作りだします。

5年目は、3年目同じように4年目の同化養分でタケノコを発生させるのです。

つまり、2、4年竹といった偶数年で葉変わりし、これらの養分を受けた3、5年目の奇数年でタケノコを発生させます。

今年でいえば、令和4.2 平成30年のものがたけのこを多く出したということになります。

その他の令和奇数年生まれの竹は、すでに紅葉して落葉していますね。ただ、平成29年生まれの竹、つまり7年目の竹は、本来なら紅葉して落葉するはずですが、4月中、葉は緑のものが多く、たけのこを出しているのではと感じました。しかも、それが大きい真っ白なたけのこを出しているのでは?と感じます。

みなさんの竹はいかがでしょうか。

学ぶべきことは多いです。

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