2024年収穫高

2024年の収穫高

今回は、少し真面目な話をしようかと思います。
今年の取高は、どうだったかとらいうと残念ながら昨年2023年よりも少なくなってしまいました。
要因の一つとしては、前年夏季の雨量が考えられます。

前年夏季の雨量が少ないとたけのこの出が非常に悪くなり,雨量のわずかな差も収量に大きく影響します。7~8月が最も重要と考えられ,7~8月が乾燥しても9月上旬に降雨があれば,ある程度まで回復します。芽子が伸長肥大し始める時期は7~9月の間と相当に幅を持つことが想定され、良作となる条件は7~9月の降水量が1ヶ月概数200~300mm以上,12月が概数55~60mm以上と多いことです。不良作となる条件は,7~9月の降水量が1ヶ月概数150~100mm以下,12月が25~20mm以下の時です。

では、昨年はどうだったのでしょう。2枚目の画像は、京都の2023年の年間雨量を示していますが、7.8.9月一度も200mmに届いていませんね。8月だけ200mmに到達しようとしていますが、7.9月は、100mm以下となります。
一方、2022年は、3枚目に示しますが、7-9月非常に雨が多かった事がわかりますね。

雨が重要なのは、わかりましたが、ではどう対策しましょうか。
たけのこに適した粘土質の場合、20mmの雨量に相当するのに20L/m2必要となります。
面積は、だいたい1反=1000m2で考えますので、換算しますと、20000L/反という、とてつもない量となります。
やはり自然の力には敵わないと感じます。
または、大きな水源がないと解決は、難しくあります。自然に対しては、埃程度のものかもしれませんが人間が潅水をする必要があります。

ただ、少しでも気候変動に抗おうと頑張ります。

経験的な知見からくる曖昧な定性的な農業ではなく、数値に基づく定量的な農業をしよう!というのが私のモットーです。

長文になりましたが、同業者のフォロワーの方私自身まだまだ未熟者ですが、何か意見、コメントありましたら、非常に嬉しく思います。一緒に考え、繁栄させてくれる方大募集です!

たくさん考えて、プレミアムな筍を作りましょう!

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